最後のお別れ

千葉南高校の同期、斉藤光将さんによる葬儀当日の弔辞です。

聞けなかった人もいるので、書き起こしました。

「いつまでもいつまでも一緒に歳を重ねていくものだと思っていました。」

このくだりで光将さんも泣きました。聞いてる全員泣きました。

<弔 辞>  

 

一成君と高校ラグビー部から友人の斉藤と申します。

僭越ながら一成君に友人代表として最後に告別の言葉申し上げたいと思います。

 

一成、出会ってから二十二年が過ぎましたね。

高校時代のラグビー部の仲間はみんな個性的な奴らばかりでした。そんな奴らのまとめ役、調整役はいつも一成、おまえだったな。おかげで僕たちは強い団結力、チームワークで県でも優秀な成績を収めたね。

 

また、仲間思いだったお前は、高校時代 クラスの人気者だったね。

たぶんそれは大学時代のラグビーサークルでも、会社の同期や 同僚の仲間うちでも同じだっただろうね。昨日からたくさんの仲間が集まってくれているな。

(昨日は遠く福岡、大阪から駆け付けてくれたみたいだぞ)

 

社会人になり、忙しい中、年二回の飲み会は必ずお前が企画してくれたね。楽しかったなー

おかげで僕たちは二十二年間途切れることなく、酒を飲みながら、昔のバカ話をして みんなの近況が知ることができたね。

 

一成、ありがとう。

 

それと一成、お前は人の結婚式ばかり出て、結局 自分の番が来なかったな。昨日の通夜から参列した たくさん仲間の中で、いったい二次会の幹事を何組やったんだ。でもお前が幹事やると本当に盛りあがったな。

ありがとう。

 

こんなにみんなから愛されていたお前に、もう今日で会うことができないなんて、俺はしばらく立ち直れません。

いつまでもいつまでも一緒に歳を重ねていくものだと思っていました。

一成、いままで本当にありがとう。

どうか、安らかに眠ってください。

 

さようなら

 

最後に 一成君のお父さん、お母さん。

 

一成君は普段のことを家族には何にも話さないし、三十七歳と親より早く、突然永眠するなんて、本当に親不孝もんだと思います。

 

ですが、これだけは言わせてください。

僕たちにとって 一成君は最高の人間でした。

 

彼にはたくさんの素晴らしい仲間がいました。

友達に対してわけ隔てなく、いつもやさしく接していました。

また、仲間のために、自己犠牲を惜しまないのも彼でした。

 

だから、僕たちはみんな 一成君が大好きでした。

絶対、忘れません

 

いつまでも思いは尽きませんが、故人のご冥福をお祈りして、この辺でお悔やみの言葉とさせていただきます。

 

友人代表  斉藤 光将